50度洗いのやり方*野菜が美味しくなる!驚くほどシャキシャキする!

時短下ごしらえ
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実家が4代続く八百屋の、野菜ソムリエのooco(オーコ)です。

皆さんは、野菜をどのように洗っていますか?
例えばレタスの洗い方、、、
家庭科の時間に、水で洗った後、氷水にさらすとシャキッとする!と習いましたよね。

昔は、野菜は水で洗う!が常識でした。
しかし、2010年頃に「50度洗い」というやり方がメディアで取り上げられて、
健康志向の主婦の間で、ちょっとしたブームになりました。

その時は凄い凄い!と感動し、やってみたけど継続していない方、、、
テレビで見て凄いと思ったけど、実際にはしていない方、、、
など、今は下火になっている方法ですね。

私は、あれ以来ずっと続けています。
それは、50度洗いはとてもよい洗い方だからです。

凝り性の私は、当時、発案者である平山一政先生に、直接指導を受けに行きました。

50度洗いを取り入れた方々のエピソードや、
この洗い方で料理が格段に美味しくなる事など、
温度の魔法を直接教えていただきました。
それ以来、我が家の必須調味料であり、長年作り続けている、
塩麹の作り方がバージョンアップしました。

では、50度洗いのやり方と魅力をご紹介しましょう!
※ このページでは、野菜に特化したやり方をご紹介しています。

50度洗いって何?

そもそも、50度洗いって何?
その名のごとく、50度で食材を洗う事を言います。
ただ、それだけです。

50度洗いをした時の効果

● 野菜がシャキシャキになります。
● 泥だけでなく、農薬などの汚れ落ちが良いです。
● 色が鮮やかになり、香りが増します。
● 野菜嫌いの原因でもある、アクや独特の臭みが取れます。
● 甘みが増します。
● 50度で死滅する腐敗菌を抑えることが出来るので、保存性が高まり日持ちするようになります。

50度洗いはなぜ野菜がシャキッとするの?

50度のお湯によって、植物表面の気孔が瞬間的に開き、水分が補給されるので、
生き生きシャキシャキになるのです。

50度洗いの正しいやり方

【1】

 50度のお湯を、大きめのボウルに入れます。
お湯の作り方は、沸騰させたお湯と常温の水を約半々で混ぜ合わせます。
これで、だいたい50度になります。

手はつけられますが、ずっとつけているとアチッ!となる温度です。
(因みにお風呂の温度は40度〜43度です)
私は、温度設定が出来る電磁調理器を持っていますので、便利に利用しています。

 

【2】

50度のお湯の中で、しゃぶしゃぶと洗います。 

【目安時間】
● ほうれん草などの葉野菜 … 1〜2分
● 人参なのどの根菜 … 2〜3分
● トマト … 5分
● きゅうり、ナス … 2〜3分
● もやし … 1〜2分
● キノコ類 … 1〜2分
● バナナ … 5分
● いちご、さくらんぼ … 1〜2分

 

【3】

洗ったら水気を切って、冷蔵庫で保存します。
50度のお湯につけた後なので、冷水で洗うより水切れと乾きが早いです。

▼こちらが50度で洗う前のほうれん草です。

▼こちらが50度で洗った後のほうれん草です。

50度で洗ったほうれん草は、畑から収穫したばかりのように、生き生きと立ち上がっていますね!

手抜き50度洗いの仕方

理解は出来たけど、わざわざ50度のお湯をボウルに作って、、、
なんて面倒!と思われている方も多いかと思います。
そんな方へのご案内です。

給湯器を50度に設定します。
蛇口をひねってそのお湯で洗う!だけです。
↑↑
これならば、出来そうではありませんか?
熱かったら、ゴム手袋をしてやってください。

先ずは、レタスでお試しください。
驚くほどシャキッとして、今後この洗い方が定番になると思います。

50度洗いの注意点

● バジルや大葉などの香味野菜、50度以上になると色が変わってしまうので、
温度設定は気をつけてください。

● 熱めのお湯を使いますので、手の脂分がうばわれやすいです。
お肌が敏感な方は、ゴム手袋を使用すると手荒れ防止になります。

おわりに…

● どうせ洗うのであれば、50度のお湯で洗うとお得がいっぱいです!

● 平山一政先生曰く、講習会に参加されたお年寄りの方々は、
皆さん元気になってきたとの事です。
余分な農薬がしっかり除去できたお陰で、身体にかかる負担が少なくなり、
野菜の旨味が増したので、野菜をよく召し上がるようになったからとの事でした。

この50度洗いで、野菜嫌いが克服出来るかもしれませんね。

是非、シャキシャキの野菜になる50度洗いをやってみてください。

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